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2018’07.29・Sun

トラム 〜日暮れ時のコーヒー〜

かうひい堂の次に、トラムへ行きました。
狭いドアをくぐると、先ほどかうひい堂でご一緒したRさんがカウンターにいらっしゃいました。
今日は何人か、かうひい堂とトラムをハシゴする珈琲好きの人がいるそうです。
皆んな考えることは同じなんですねえ。


メニューの黒板を見て、
イエメン〜日暮れ時〜をお願いしました。
バニーイスマイリィだったか、バニーマタルだったか、どちらだったか忘れてしまった。
歳を重ねるにつれ、忘れっぽさに磨きがかかります。あらやだ!。


思えば、かうひい堂とトラムをハシゴするのも今日で最後です。
コーヒーを待つ間、トラムの店内をしみじみとした気持ちで眺めました。そんな、感無量な気持ちのままに

トラムのお冷やを写真に収めました。
2018年7月29日 トラムのお冷や

このお冷やの輝きすらも、思い出となるのです。


程なくして、珈琲が運ばれて来ました。
2018年7月29日 トラムのイエメン 日暮れ時


深い苦味。
そして、お酒のような香り。沈んだ所に甘味が現れて、でもどこかに明るさを感じます。
日暮れ時ではあるけれど、空が茜になる前の、世界が黄色に染まる頃の情景を思い浮かべました。風のない静かな時間。


本当に珈琲は作る人それぞれでの味わいになりますね。
何故なんだろう。
どうしてなんだろう。
その不思議のところを解明して、思った味をビシリと作れたら、きっと楽しいだろうなあ。
と、そのように思いますのに、どういう訳か私は同時に、その謎めいた部分は解明されないままでも良いなあと思ったりもします。
不思議は不思議のまま、美味しい美味しいと言って飲んでいたいような・・・。
矛盾ですなあ。不思議ですなあ。
そんな話をカウンターでしたら、古屋さんは「でも作り手としては再現性を考えますから、やっぱり原因を探りたくなります」というようなお話をされていて、あーそうですよねえ、と思ったのでした。


珈琲を飲みながら、隣の席の大変アイドルに造詣の深いRさんから、欅坂46とけやき坂46の違いについてお話を伺い、とても楽しい時間を過ごしました。
夫との待ち合わせの時間が迫っていたので、お店を後にしました。


2018年7月29日 日暮れ時のトラム


とても美味しかったです。
ご馳走様でした!。

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2018’06.06・Wed

トラム

雨模様の恵比寿。
トラムへ行きました。

2018年6月6日の、雨のトラム

お店には何人かお客様がいて、カウンターの上には大きなざるが置いてあり、ざるには焼かれたばかりの豆が広げられていました。

「やけに明るい夜」と謳われていた、ブラジル・アララをお願いしました。
これは自信作です・・・と控えめな微笑みで出していただけたデミタスは、素晴らしい一杯でした。
とてもなめらか。
静かな甘みがあって、苦味はあるけどあまり主張はして来ず、薄い旨味のベールに包まれて綺麗に溶け合っているように思えました。酸は感じなかったなあ。
深煎りは深煎りなんですけど、明るさを感じます。
香りより、味の方が印象に残りました。

夜の明かりを消した真っ暗な部屋が眼に浮かびます。
大きな窓があってカーテンはなく、そこからどこからとも知れない明かりが入って来て、足元を照らしている。
音は無く、部屋の中から静かに外を眺めている。そんな光景。
月や星の光ではない、町の明かりのような明るさに感じました。
静かな夜のコーヒーに思いました。
とっても美味しい!。
こんな雨の日に飲むと、より一層思索を誘うようです。

古屋さんが豆の面倒を見ながら、コーヒーの話をぽつぽつとして下さいました。
もし、コーヒーの事がもっと知りたかったら、焙煎してみるともっと分かりますよ、という話が出て来ました。
前にも、別の方から同じ事を言われた事があります。

焙煎かあ〜。

自分では焙煎はしないと決めて、今まで過ごしてきました。
中途半端で終わってしまいそうな気がして、気が引けてたのですが・・・。
もし、それで豆と自分の距離が縮まるんなら、少しだけやってみようかな。

そんな気持ちが初めて湧いて来た、雨の日のトラムでした。

とても美味しかったです。
ご馳走様でした。

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2018’05.27・Sun

トラム

かうひい堂を出た後、トラムに向かいました。

2018年05月27日のトラム



午後3時のトラムは大忙し。
カウンターの中では、古屋さん含む3人がキビキビと動いていました。

今日は、古屋さんがブログで「雨上がり」と謳っていた、エクアドル・ガラパゴス・サンクリストバルにしようと決めていたのですが、黒板から無くなっていました。
売り切れてしまったようです。
それならばと再び黒板を見て、「夜明け前」と書かれていたエチオピアモカ・イルガチェフェ・アリーシャをデミタスでお願いする事にしました。


熾火の酸。
しっかり深煎りの中にほのかに残る酸が、真っ暗な暗闇の中に小さく灯る赤い光を連想させます。夜の真っ暗な中にある炭火の熾火のよう・・・。
もし、これを空で例えるなら夜明け前かもしれません。一番夜が深いときに、東の空に僅かに感じる静かな太陽の気配。

美味いコーヒーは良いなあ。
うん!、とても美味しい。

・・・そう言えば以前、コーヒーを飲んで同じように熾火をイメージした事があったはずと思い出し、日記を探しました。2017年6月17日の日記 でした。
他のお店で飲んだ感想でしたが。この時飲んだのはエチオピア・レケンプティの深煎りで、手回し焙煎機で作られたものでした。
イルガチェフェとレケンプティという違いこそありましたが、同じ熾火を感じたのがエチオピアの豆でしかも手回しだったと言うところにロマンを感じました。


今日もとても美味しかったです。
ご馳走さまでした!。

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2018’04.30・Mon

トラム

今日の一軒目はトラムに行きました。

2018年04月30日のトラム


トラムのブログに、鯉のぼりの画像と共に祝日営業のお知らせが出てました。
あの鯉のぼりのアゲアゲ感を眺めていたら何故か無性に行きたくなりまして、トコトコと恵比寿へ出かけたのでした。
最近、何と無くトラムのコーヒーが気になって飲みに行く事が多くなりました。どういう訳か飲みたくなるんですよねえ。

今日は比較的ゆったり目のトラムで、メニューはエチオピアとイエメンとトバコでした。

まずはイエメンをお願いしました。
先日飲んだものよりも落ち着きが増した印象で、沈んだ素朴な甘みの上を薄い苦みの膜が覆っているような感じです。香りの中に、モカの気配がゆらゆらしていました。
相変わらず美味しいなあ。
ちびちび味わいます。

二杯目は、トバコにしました。
やはり深煎りの重心の低い味わいなのですが、一口目で美味しい!と思うので、気持ちがパアッと明るくなります。
沈んだ甘みと苦みの味わいが何となくイエメンと似ているのですが、甘さの部分が少し違って感じます。どんな感じと言えば良いのでしょう、イエメンの黒砂糖みたいな素朴さではなくて、もっとこう蜜っぽいとでも言うのでしょうか。良い例えが思い浮かばないなあ。
香りがイエメンと違っていて、土のようなジャングルのような、そんなくぐもった気配が感じられました。インドネシアの方のコーヒーは、こんな感じになるのかなあ。
こちらもちびちび味わいます。

カウンターの隣の男性が福岡の美美が大好きな方で、森光さんの本の話などを聞きました。
美美行きたいなあ。遥かなり福岡。
次に行けるのはいつになるかなあ。

昨日、喫茶いずみの前でお会いしたお二人連れのお客さんと、偶然ここでもお会いしました。
好みの似たコーヒー好きの巡礼路は、大体似てくるのでしょうね。
こういうすれ違いが、また楽しいです。

楽しい時間を過ごして、お店を後にしました。
とても美味しかったです。ご馳走さまでした。

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2018’04.10・Tue

珈琲旅、恵比寿・富士見ヶ丘 〜トラム編〜

この日の一軒目。
トラム。

「この日はトラムへ行くんだぜぇー」
マスターイトーは、この火曜日を休みに設定した時から、そわそわソワソワと落ち着きませんでした。
トラムの定休日はいずみと同じ月曜日の為、滅多やたらに飲みに行けないマスターイトーは、久しぶりの古屋さんのコーヒーが、楽しみで楽しみで仕方がないといった様子でした。

待ちに待った火曜日。
開店直後のトラム。
お店に入ると、ニタァーとしている古屋さんと、嬉しくてたまらない状態のマスターイトー。
それを見て、私はあー来られて本当に良かったなと思いました。
このようにして、至福のトラム時間が始まったのでした。

メニューの黒板にイエメンがあったので、それのデミタスをお願いしました。
イエメン、大好き。
あると注文してしまいます。

コーヒーを待つ間カウンターを眺めながら、
お冷グラスでお店当てゲームしたら楽しいよね、とか、
カウンターの木の節が実は指紋認証になってて秘密の金庫がこれで開くんじゃないか、
などという、しょうもない話をしていたら一杯目のコーヒーが出てきました。

イエメン・デミタス。
この日飲んだイエメンは、最近飲んだイエメンの中で一番の仕上がりでした。
しっかり深く、それでいて苦いけれども苦くない、黒砂糖を連想させる素朴な甘さを中核とした重心の低い味わい。
甘さから苦味へ味がグラデーションしていく辺りに艶があり、夜のイメージを感じます。
そして、素晴らしい香り立ち。
トラム特有の香りをはらんだ、イエメンの香りが勢いよく吹き上がってくる様でした。素晴らしい上昇感。古屋節が絶好調。
うーん、これは美味しい!!。

ここ最近いろんなお店でイエメンを飲みましたが、いずれも甘さが中核になっていたように思います。イエメンは何処か素朴で、味わいに思慮深さが感じられて、飲めば飲むほど好きになります。

マスターイトーがお代わりにタンザニアを頼んでいたので、一口だけもらいました。こちらはしっかりした苦味と甘さが太く、そして端正な印象でした。
何故端正と思うのだろうと呟いたら、マスターイトーはタンザニアの中にある酸がそうさせるのでは無いかと言いました。

酸かあ。
この中に酸があるのか。
トラムのタンザニアはしっかり焼かれてて、酸の気配を捉える事は私には出来ませんでした。
豆の中に潜む酸を、無意識に端正と捉えているのかなあ。

そのままコーヒーの酸の話になり、ケニアとタンザニアの酸、そしてタンザニアとコロンビアの酸の話になりました。

タンザニアは太い感じがあって、コロンビアは線が細い印象があるよね、という話から、人間に例えるならタンザニアはダンディなおじ様で、コロンビアは丸の内OLだよね、という話になりました。

そして、スモーキーの話に。
手回し焙煎機の豆は、ある独特な香りをまとっていて、私はそれをとても好ましく思っていたのですが、手回しの店主さんから「手回しはスモーキーな香りが入りやすいんだよね」と聞いた事が何回かあったので、スモーキーとはなんぞやと思っていたのでした。

どうも自分の頭の中で、スモーキーという言葉のイメージと、手回し焙煎機の香りとが一致せず、何かもっとピッタリ来る言葉は無いかと探すのですが、なかなかどうして、これが思いつきません。

そんな話をしたら、マスターイトーがスモーキーについて話しを始めてくれました。

「ここにあるスモーキーというのはね、燻製みたいな香りではないんだよ。
忍者のね……」


忍者!。


「煙玉のような感じなんだよ!!」


煙玉!!。


「それがこう、フワーッと来るんだよ。白くてフワーッとした忍者の煙玉がフワーッフワーッっと……!!」


……!!!!! 。


マスターイトーは、精一杯分かりやすくスモーキーのイメージを伝えようとしてくれるのですが、彼が一生懸命になればなるほど、私の頭の中は忍者がどんどん増えていき、コーヒーが隠れて行くのでした。


こうして、至福のトラム時間は過ぎて行ったのでした。
とても美味しかったです。
ご馳走さまでした。
ニンニン。


マスターイトーの一日はこちら

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