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2018’06.18・Mon

珈琲旅・師匠あり遠方より来たる

この日のマスターイトーの日記は、大変あっさりしてましたが・・・(こちら)
それと言うのも、一日の予定のほぼ8割がオフレコな要件だったからでした。
日記こそあっさりしてましたが、大変濃密で、心に残る一日となりました。


「師匠が来る!!」
と、喫茶いずみに激震が走ったのは、その前の週でした。
ある重要な用件が発生し、急遽、盛岡の機屋店主・関さんがやって来ることになりました。


当日は朝4時半に起床。
関さんは、朝7時東京着の深夜バスでやって来ます。
道を間違えても大丈夫なように十分時間に余裕を持って、自動車で出発しました。

途中までは順調に進みますが、やはり途中で一本道を間違えました。
間違えた先で迷い込んだのは、佃島。
漫画の「三月のライオン」で出て来る光景が目の前に現れて、車内は一気に盛り上がりましたが、ここで観光している場合ではないので急いで元の道に戻り先を急ぎます。
予定していたルートが右折出来なかったり一方通行だったりして、結局時間ギリギリに到着しました。
余裕を持って出かけてよかった。

関さんは、元気にバスから降りてきました。
車に戻って、最初に向かったのは築地の場外市場。
まずはここで朝食を取ることにしました。
溢れる海鮮を素通りして、敢えてのラーメン。
シュウマイが名物らしいので注文したら、隣に座ってた常連のお客様からいきなり「はい、シュウマイ」と渡されました。
目の前のカウンターからではなく、予想外の真横客席からの提供に度肝を抜かれます。
きっと、これはこの場所ならではの不文律。私共はここでは異邦人なのです。
美味しく頂いて、船橋の夏見台を目指しました。


喫茶いずみに到着し、早速午前の用件が始まりました。
関さんが精力的に用件に取り組む中、マスターイトーはせっせとデミタスを量産しています。
やはり、師匠が来て気持ちが高まっているのでしょう。
次々と出て来るデミタス。
沢山出て来すぎて、テーブルがデミタスだらけになってしまいました(笑)。
関さんから「しょうがねえなあ!」という笑顔のツッコミが入ります。微笑ましい光景。
午前の用件は、無事に終わったようでした。



この日は、午後にも大事な用件が控えていました。
目指すのは東京の西の方です。
近くのお店でお蕎麦を食べて、今度は電車で出発しました。

訪問先には時間より5分ほど遅れて到着しました。
思わぬ人も同席されていて、望外の喜びを得ました。
ここでの時間は、言葉では表しきることが出来ません。私はまるで夢でも見ているような気持ちでいました。珈琲の香りに包まれた贅沢な時間を過ごして、おいとまをして来ました。
この時間の事は、きっと私は生涯忘れる事はないでしょう。



その後、関さんの希望で蔵前の蕪木さんへ立ち寄りました。
私はコーヒーを沢山飲んでしまっていたので、ホットチョコレートをお願いしました。
確か、「撫子」という名前だったように思います。
雨模様で体が濡れた中、暖かいチョコレートにホッとします。
ここのチョコレートは本当に美味しい。
コーヒーも美味しいのですが、やはりチョコレートの存在感が印象に残ります。
コーヒーとチョコレートの取り合わせの妙で、感動させていただけたのもこのお店です。
本当に良いお店だと思います。



蕪木さんを出た後は、皆んなで夕食を取ろうということになり、銀座のライオンへ向かいました。
私は銀座の銀座ライオンへ来るのは、ほぼ20年ぶり位でした。職場の先輩が、都会で遊んだことないという私を連れて来てくれたのでした。あの時は、先輩が自慢気に「ここは一階のモザイクが最高なんだよ!」と教えてくれたものでした。懐かしい思い出のあるそのモザイクは相変わらず素敵で、名物のローストビーフが目の前でカットされてました。
新橋に職場があるPさんも合流して、一同で乾杯しました。
食べて飲みながら、コーヒー談義が続きます。


あっという間に時間が過ぎて・・・。


関さんの帰る深夜バスの時間が近づいて来ました。
夜10時、東京発の深夜バス。
その場にいた全員で、バス停まで見送りに行きました。
本当はバスが出るまで見送りたかったのですが、関さんの乗るバスが遅れていて、バス停でのお別れとなりました。


この日は本当に楽しくて、関さんに別れを告げる時、少し目頭が熱くなってしまいました。
また遊びに来てください。
青い電車に揺られて船橋へ戻り、家に着いたのは日付が変わる頃でした。
夫が、今日は2万歩歩いてたぜえーーー!と言ってビックリ。
結構歩いてたんですねえ。
クタクタに疲れていたので、バタンキューと寝ました。


そんな一日でした。

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2018’06.16・Sat

ランブル

フィロコフィアのイベントの後、せっかく銀座へ来たのでランブルへ向かいました。

ランブルへ向かう途中、和光の前を通りました。
そういえば、私は和光の前を通った事はあっても、入った事はありません。
そもそも、和光ってどういう場所なの。
全然知らなかったので、入ってみることにしました。

入るとそこは、それはもう上質な空間が広がっていました。
階段の壁はふかふかした布張り。どうして壁がふかふかなの。
エレベーターの横には、ものすごく親切な美人のインフォメーションのお姉さまがいて、恭しくエレベーターのボタンを押してドアを開けてくれます。
もう、私のお上りさんメーターはここでレッドゾーンに突入です。
あああ〜〜〜〜、何もかもがキラキラしていてクラクラする〜〜〜〜。

見て歩く間に、どうやら和光はセレクトショップのような感じなのではないかと思い至りました。
置いてあるものは全て最高のものばかり。傍目に物が違うと分かります。
宝飾フロアは見応えがありました。
ひときわ綺麗なネックレスがあるなあと思って近づいてみたら、家が一軒買える値段がついていました。
しかも、そんなものが普通に幾つも並んで置いてあるではないですか。
わあ!、これ普通に売り物なのね!。
えっ!?、ここ、博物館じゃないですよね。お店ですよね!?。
銀座って、すごいのねーーーーーーーー。
すっかり舞い上がって和光を出ました。
何度も銀座に足を運んでいましたが、こんなに別世界を感じたことはありませんでした。
いやー、すごいものを見てしまった。また見学しに行ってみよう。
(この日、私は帰宅してから足の裏がつって悶絶するという経験をしたのですが、知人から「都会の空気にあてられたからでは」と推測されて、なるほど!と納得したのでした。)


和光から更に歩いて、ランブルに到着しました。
2018年06月16日(土)のランブル


カランカランというドアベルの音にとても安堵します。
「おや? 一人は珍しいですね」と、中西さんに声をかけられました。ああ、和光の異世界体験のあとでは、何もかもが懐かしい気がする・・・!!。
今日はカウンターの奥の方に座りました。

今日は、ニカラグア・ジャイアント04年をデミタスでお願いしました。
なんとなく、オールドコーヒーが飲みたい気分でした。
お店の中は8割くらい席が埋まっているような感じで、私ともう一人以外は全て海外からの観光客のように思えました。
ふと、カレンダーを見ると「しばらく火曜日はお休みします」という案内が貼ってありました。
そうか、これから来る時は気をつけよう。

カウンターの中では、林さんが淡々とコーヒーを淹れています。
しばらくして、私のデミタスがやって来ました。
まず硬い酸。それから旨味が一瞬遅れて入ってきます。なんとなく昆布の旨味のような感じを覚えます。
冷めた最後の一口の甘味の広がりが素晴らしく良く、「ああ、飲みにきて良かったなあ」と思いました。
あまり長っ尻はせずにお店を出ました。

今日は、午前中にスペシャリティのコーヒーを頂き、午後にオールドのコーヒーを頂きました。
およそ真逆の価値観のコーヒーを頂いてみて、つくづくコーヒーはいろんな姿になることが出来る飲み物なのだなあと思いました。その中で、自分のこれが好きというのが選べると良いですね。
そんな風に思って、船橋へ戻りました。

美味しかったです。
ご馳走様でした!。

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2018’06.16・Sat

フィロコフィアイベント、銀座ロフトにて

2018/06/16

銀座ロフトでフィロコフィアのイベントがありましたので、行ってきました。
銀座ロフト4階の家庭用品売場の一角にカウンターがあり、梶さんが笑顔で立ってました。

2018年06月16日(土)、銀座ロフトでのフィロコフィアイベント



私の中の梶さんのイメージは、長いこと「船橋駅前にいる元気なおじさん」でした。
なので、こうして銀座でイベントされてる姿を見ると、「梶さんすごくなったんだなあ!」と、しみじみ思います。
何だか近しい人を見る気持ちと、遠い人を見る気持ちが混ぜこぜになったような、不思議な感じでした。


イベントスペースの席に座ったとき、私はこれまでの事を思い出していました。


いま、船橋駅前のドトールがある場所は、昔はおでん種屋さんとかファーストキッチンとかが並んでいました。(ちなみに駅前のファーストキッチンは、はぐれ刑事純情派で安浦刑事と映ったことがあります)
その建物が何時の間にか無くなり、大きなフェイスビルが建って、その一階にドトールが入りました。
その小さなドトールの店長さんが梶さんでした。


梶さんがまだ小さいドトールの店長さんだった頃、私は普通の喫茶店好きで、今の様に特別コーヒー!コーヒー!という感じではありませんでした。


そんなある日、震災が来ました。
物流が滞り、船橋も一時的にお店から食べ物が無くなりました。
駅前のお店が殆どシャッターを降ろす中、梶さんのドトールだけはいつも開いてました。
(喫茶いずみもいつも開けてたよ〜!という、夫の声が聞こえますので書いておきます。笑)


ミラノサンドなどの食べ物はありませんでしたが、ドリンクだけで営業を続けていて、店員さんたちは皆んな八百屋さんのように声を出してました。町中がいつもと違うテンションの中、ドトールの中はしばしの憩いを求める人で溢れていました。
私はなんだか元気が分けてもらえたような気がして、それからはドトールに頻繁に通うようになりました。


梶さんのドトールは通勤路にあったので、仕事の後、梶さんのドトールで同僚と一休みするのが日課になりました。


日々が流れていきました。
雨の日も、冬の雪の日の夜も、梶さんは店のガラス窓を掃除してました。
お店はいつもピカピカでした。


だんだんコーヒーへの興味が膨らんで来た私は、喫茶いずみを見つけて益々コーヒーにのめり込みました。


やがて、梶さんの小さなドトールは、大きなドトールになりました。
大きなドトールの中にはドリップカウンターが出来て、ますますドトールには人が集まるようになりました。
船橋コーヒーフェスティバルなんてものも開催されました。
今まで「コーヒー」という感じは無かった船橋が、段々「コーヒーの町に・・・なるの?」という感じになってきて・・・。


フィロコフィアが誕生したのでした。


そういう、これまでの船橋でのコーヒーの思い出が走馬灯のように一気に思い出されて、私はとても感無量な気持ちでイベントスペースの椅子に座っていたのでした。






イベントが始まりました。
最初にそれぞれのコーヒー豆の簡単な紹介があって、それからカッピングをするという流れでした。

一番の目玉は、コーヒーの先祖にあたるユーゲニオイデスという豆。
目玉のユーゲニオイデス


その他には、エチオピア・ネキセ、スーダンルーメ、ラウリーナ(ローリーナ? 少し曖昧です)、ゲシャゲイシャと、フィロコフィアの豆が2種、それからパマナ・ゲイシャのウォッシュとナチュラルが1種類ずつ、だったと思います。パマナ・ゲイシャは検閲の関係で、今年のものはまだ入って来られないので昨年のものを用意したとの事でした。


私はカッピングをするのは初めてです。
興味深く話を聞いて、実際にやってみました。
はっきり申し上げて、渡されたフレーバーホイールにあるような細かい種別がさっぱり分かりません(笑)。
ずえんずえん、わからないわ〜〜〜。
なので、自分のいつもの感覚で、覚えて帰られた部分だけ書いていきますと、


ネキセは粉の時は香りに酸がするどく入ってましたが、お湯が入ると一気に穏やかになりました。口にいれた味わいは一番甘みがあって、確かに「桃」をイメージさせます。


ユーゲニオイデスは、香りは沈んでいてなんだか丸い感じがしました。
お湯を口にいれた第一印象は、「コーヒーらしからぬ味がする」。
「コーヒーを口にいれた」というより、「コーヒーの素を口にいれた」という気がしました。それに少し果実の感じがあったかなと思います。


スーダンルーメは少し青っぽい色味を想像しました。
ラウリーナについては失念。
ゲシャゲイシャは少し硬い感じで、大人しめ。
パマナ・ゲイシャは流石に印象が鋭くて、レモンとかそういう柑橘類が頭に浮かびました。粉の状態のときも香りが上品だったなあと思います。
黒糖っぽいなと思った豆が一種あったはずなんですが、あれはどの豆だったか。うーん、思い出せない。


あっという間に一時間が経って、イベントが終わりました。
とても楽しかったです。
可能なら、カッピングと一緒に、本格的に抽出した状態の液体も一緒に味見してみたかったなあ。そうなったら、どう変わるんだろう。そっちも飲み比べてみたいなあ。
なんて事を思いました。


お土産に、ユーゲニオイデスの豆を買って帰りました。
40g2000円。
家でネルで淹れてみたら、やっぱりコーヒーらしからぬ味がして面白かったです。


ありがとうございました!。

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2018’06.15・Fri

喫茶いずみ

ひっそりと、コロンビア祭りが始まっていました。

2018年6月15日の喫茶いずみ、コロンビア祭り


去年のお祭りはエチオピアでしたが、今年はコロンビアにしたそうです。
試しに「コロンビア・イエーイをください」と言ってみましたら、「それは違います(笑)」との事でした。
いやあ、このポスター見たら頼んでみたくなりますよ。あはは。
さてさて、では今年も!。順番に全部飲み進めて行くぞう。

今日は、コロンビア・スプレモ(規格17の豆)をデミタスにしてもらいました。

「青緑」を連想させるような酸と苦味が拮抗した味わいで、やや酸が優勢に感じました。
焙煎度合いは中煎りに思いました。
飲み始めは酸を強く感じるのですが、飲み終わりの頃には舌の上に苦味が残ります。
甘みはあまり感じません。シュッとした印象で、シンプルさを感じます。
私はイエメンの複雑な味わいが大好きですが、それと比較すると今飲んでいるコロンビアは、味の要素を選別した洗練さを感じます。それが「シュッとした感じ」という印象につながっているのかなあ。

私は3年ほど前は酸味が全然ダメで深煎りしか飲めませんでしたけど、最近は中煎りまでなら飲める様になりました。
素直に嬉しいです。
美味しかったです。ご馳走様でした!。

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2018’06.11・Mon

珈琲旅・台風の日、釜の幻を追い、ロッキングチェアで極楽を見る

この日は、台風5号が丁度来ていて、朝から雨でした。
雨具をしっかり用意して、総武線に乗りました。

今日の行先は荻窪です。
ブタ釜を置いてある店舗があるのだそうです。
欲しいものがあるけれど何時手に入るか分からないとき、せめて現物だけでも見たいと思う気持ちはよく分かります。
焙煎機を見せて頂けるかどうかは分からないのですが・・・。
見せてもらえると良いよね、という気持ちで出かけました。

荻窪に着くと、シトシトと雨が降っています。
台風の雨というより、梅雨の雨という感じがします。
春木屋というラーメン屋でお昼にしました。
あったかいワンタン麺。
トッピングの煮卵を半分ずつ分け合って食べました。ワンタンがつるつるでとても美味しい!。あったまって、出発しました。


訪れたのは、香ひい屋本舗というお店でした。
ブタ釜は店先に置いてありました。ご挨拶をして、焙煎機を少しだけ見させていただく事ができました(ありがとうございます!)。豆を購入してお店を出ました。


次に向かったのは、かなり前に閉店しているお店、移山房の跡地。
かつてランブルにいらっしゃったY氏のお店の跡だそうです。
Y氏のコーヒーの話は、少し年配のコーヒー好きの方々からは度々聞いています。
もうお店は無い訳ですし、過去の幻を見る様なものなのですが、それでも何か感じ取れるものがあれば良いよね、という話をしながら向かいました。
頼りになる情報は、訪れた事がある人が書いたブログの文章と、写真一枚のみ。
いやあ、これだけで探し出せるのかしらと思っていたのですが、こういう時のマスターイトーは何故だか神がかっていて、何とちゃんと場所が分かったのです。
アナタすごいね!!。
お店の跡はすっかり無くなっていて、別のお店になってましたけど、ここで間違い無いと彼は言います。
念のためにと隣のクリーニング屋さんに突撃していくマスターイトー。
お店の方がよく覚えていて下さって、お隣がかつて珈琲屋さんだったという話を聞けたのだそうです。
やり切ったという充足感を得て、荻窪を後にしました。


台風なので、あまりウロウロしないで帰る事にしました。
まだ時間が早いので、途中の亀戸駅で寄り道する事にしました。
珈琲道場 侍。
有名なお店ですが、私はまだ行った事がありませんでした。
お店は改札口を出てほぼ正面のところにあります。こんな雨の日は本当に助かります。


鎧武者がこちらを見ている・・・!!
2018年6月11日、珈琲道場侍。鎧武者がこちらを見ている・・・!


お店には長いカウンターがあって、ロッキングチェアーが並んでいました。
ロッキングチェアー、座り心地最高です!。ゆらゆら揺れているとウットリしてきて、もうこのまま寝てしまいたくなります。
あーーー、これは良いなあ〜〜・・・。極楽。もう、本当に極楽!!。
私はモカとプリンをお願いしました。
モカはほろ苦・酸という味わいで、プリンは果物とクリームで可愛く飾られています。
プリンが昭和の佇まいをしていて、ウキウキと嬉しくなっちゃいます。とても美味しいです。
今日はあまり歩いてませんでしたが、雨の中を移動するとやはり体力を持って行かれます。
ゆっくりと気持ち良く寛がせていただきました。

お会計してお店を出てから、ハッとしました。
コーヒーを持って来てもらえた時に、つい「ありがとうございます」と言ってしまったのです。

「かたじけない」と言えば良かった・・・。

次に来た時ははそうしよう。
そう思った、楽しい一日でした。


マスターイトーの1日はこちら

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2018’06.07・Thu

初・手網焙煎

「そうだ、焙煎しよう」と、思った昨日。

帰って夫に「焙煎したいのよ」と言ったら、「良いよ」と言ってもらえまして、早速翌朝やる事にしました。
挑戦したいのは、手網焙煎。
ざっとマスターイトーに手ほどきを受けて、実戦へ移りました。

2018年6月7日、初めての手網焙煎



使う豆はブラジル。使用量120グラム。
目指す焙煎度は、私が一番好きな中深煎り。
出したい味は、甘さが主体でほんのり苦味がある穏やかな味。

さて、点火です。


点火後しばらく
ワシワシと網を振る。チャフがヒラヒラと舞って、青臭い香りがします。


4分40秒経過した辺り 
シャラシャラと網を振る。少し網が振りやすくなりました。チャフは出なくなり、豆のシルエットがくっきりして見える気がします。青臭さがなくなりました。


9分30秒経過した辺り
シャコシャコと網を振る。少し香りが甘くなりました。心なしか豆が大きく見えます。なんだか楽しい。


19分30秒経過した辺り
より豆が大きく見えているような気がする。網を振る時に少し抵抗を感じます。
パチ! という音を3回ほど聞きました。
マスターイトーが火を弱くしてくれながら「豆の熱は下げないようにね」と言います。
「香りに酸が混じってくるでしょ」と言われるものの、さっぱり分かりません。
え?、あるの?。


21〜22分経過した辺り
甘い香りを感じとります。マスターイトーから「好きなときにあげて良いよ」と言われる。


25分
火から降ろす

焼いた直後の豆


網から出してみたら、思っていたよりずっと明るい色をしてました。
網の色があるから、濃く見えるんだなあ。
よく見ると色にムラがあります。
あー、これはアカンやつだ。
マスターイトーのは、みんな同じ色をしています。あんな風に焼かないといけないものね。
火の当て方が偏ってたんだろうなあ。

豆を見てると、いろいろ思う事があります。
ああ、確かに、自分で網を振ってみると豆が近くなるなあと実感します。
焼いてすぐのを飲んでみますと、甘みは主役としてあるものの酸の割合が目標としたところより多かったです。
中深煎りではなく、中煎りになってました。火から下ろすのが早かったんだなあ。
生焼け感はないので、この部分は成功してました。ああ、良かった。
これは間違いなく、先生が良かったんですね!。
マスターありがとう。

袋詰めにして、持って帰る事にしました。
これを飲んだら、また焼かせてもらおう。
焼きムラなく焼けるようになりたいな。次が楽しみだなあ。

袋詰め、大体80グラム




一旦お店を出て、開店時間になってから再びいずみに行き、朝の一服をいただきました。
アイスデミタス、課題図書と共に。

アイスデミタスと課題図書


今日の一杯は格別美味しく感じます。
私は、お店で飲むときはきちんとお代を払って飲むことにしています。けじめは大切にしないとと思いまして・・・。
こうして日々支払ったコーヒー代が、月末生活費となって私の元に戻ってくるとき、お金は天下の回りものであることをしみじみと実感します。穏やかな休日が過ぎていきます。




翌朝、自分の焼いた豆をデミタスにして、夫と一緒に飲みました。
酸の角が取れて丸くなってました。
自分の焼いた豆を伴侶に飲んでもらえて、幸せな朝でした。

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2018’06.06・Wed

青蛾

キャラウェイを出た後、東中野に向かいました。
青蛾へ行こうと思いました。

トラムの古屋さんや、キャラウェイの芦川さんとコーヒーの話をしていたら、内田さんに会いたくなりました。
沢山コーヒー飲んでしまったので、もうコーヒーは飲めないけれど、もう少しコーヒーコーヒーしたい気持ちでいました。

雨の青蛾。

2018年6月6日の、雨の青蛾


着いたら、お客様が一人いました。
なんとなんと、先日かうひい堂でお会いしたばかりのGSMさんでした。
今日はいつもより、コーヒーの匂いがする日だなあと思いました。

こんなにコーヒー運のある日だというのに、肝心の私はもうコーヒーはお腹いっぱい。
せっかく青蛾に来たんですけどねえ(涙)。
内田さんが、マシュマロ入りミルクティーがあるよ! とお勧めして下さったので、それをオーダーしました。
マシュマロがぷかぷか浮いたミルクティー。
ほんのり甘くて、とても美味しいです。

内田さんとGSMさんと私の三人で、コーヒーの話に花が咲きました。
飲んでるものはミルクティでしたが、心の中はコーヒーの匂いでいっぱいなのですよ。
GSMさんにトラムのブラジルがとても美味しかった話をしたら、これから飲みに行く!と、仰ってました。
GSMさんは、あの後無事ブラジルにありつけたかしら。あれは美味しかったなあ。

GSMさんからは、青山の本屋にモカに始まりの赤表紙本が再入荷した話を教えてもらえました。
私は間が悪くてクラウドファウンディングに参加する事が出来ず(気づいたら締め切りでした)、赤本の方が買えないでいたのです。私は私で、ここから更に青山に向かう事に決めました。

GSMさんが先に出発された後、私はもうしばらく青蛾に残って、内田さんのコーヒーのお話を聞いていました。
内田さんのコーヒーの話を聞きながら、私はふと「そうだ、焙煎やろう」と、すごく思ったのでした。
帰ったら夫に「焙煎やらせて〜」とお願いしよう。




青蛾を出た後、更に青山へ向かいました。
山陽道書店には、大坊さんの本が沢山置いてありました。
私はまず、「モカに始まり」の赤本を一冊と、それから「珈琲屋」と「大坊珈琲店」を自分用に1冊ずつ、それからお使いで頼まれていた分を購入して、ほくほくして帰途につきました。

山陽道書店で買い求めた、大切な本


今日は一日中雨でしたが、いつもよりコーヒーの匂いがする特別な一日に思いました。
ありがとうございました。

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2018’06.06・Wed

コーヒー・キャラウェイ

トラムを出た後、バスで祐天寺を目指しました。
目指すお店は、コーヒー・キャラウェイ。
ずっと訪問したいと思っていたお店の一つです。やっと伺う事が出来ました。

2018年6月6日、雨のコーヒー・キャラウェイ


お店に入る直前、ちょうど別の女性がお店に入っていくのが見えました。
店主の芦川さんでした。
タイミングが合わなかったら、行き違いになっていたかもしれません。
今日は雨だけど幸運に恵まれした。きっと恵みの雨なんだなあ。

キャラウェイはとても綺麗なお店で、そこかしこに女性ならではの感性を感じます。
男の人は絶対作らないだろうなあ。
普段行くお店が男性の硬派なお店ばかりなので、久しぶりのこの感覚に素晴らしい新鮮さを感じました。

アプレミディという、中深煎りのブレンドをお願いしました。
ほろ苦くて甘い、明るく優しい中に一本筋の通った骨太な部分も感じさせる味わいです。
明るい午後を思わせます。
トラムでとっぷり夜に浸かった後、キャラウェイのコーヒーで昼に戻って来る。
ちょっとした時間旅行をした思いです。

コーヒーの話をぽつぽつとしてましたら、ここでも何故か「焙煎してみるとコーヒーの事がもっと分かるようになりますよ」というフレーズに出会ったのでした。
気持ちがそっちに向くと、そういう言葉によく出会うものなんでしょうかね。
不思議なものですね。

この本なんか面白いですよ、と言って読ませていただいた本は手網の本でした。
全体的にとても丁寧に書かれている本で、とても楽しく読み進められます。
一番よかったのは、焙煎行程の音の描写でした。丁寧すぎて、思わずプッとなります。

キャラウェイで読ませていただけた焙煎の本


ざっと読み終わる頃、カップのコーヒーはすっかり冷めていました。
冷めたコーヒーはより甘く丸くなっていて、穏やかな時間の幸せを語りかけてくるようでした。

とても美味しかったです。
ご馳走様でした!。

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2018’06.06・Wed

トラム

雨模様の恵比寿。
トラムへ行きました。

2018年6月6日の、雨のトラム

お店には何人かお客様がいて、カウンターの上には大きなざるが置いてあり、ざるには焼かれたばかりの豆が広げられていました。

「やけに明るい夜」と謳われていた、ブラジル・アララをお願いしました。
これは自信作です・・・と控えめな微笑みで出していただけたデミタスは、素晴らしい一杯でした。
とてもなめらか。
静かな甘みがあって、苦味はあるけどあまり主張はして来ず、薄い旨味のベールに包まれて綺麗に溶け合っているように思えました。酸は感じなかったなあ。
深煎りは深煎りなんですけど、明るさを感じます。
香りより、味の方が印象に残りました。

夜の明かりを消した真っ暗な部屋が眼に浮かびます。
大きな窓があってカーテンはなく、そこからどこからとも知れない明かりが入って来て、足元を照らしている。
音は無く、部屋の中から静かに外を眺めている。そんな光景。
月や星の光ではない、町の明かりのような明るさに感じました。
静かな夜のコーヒーに思いました。
とっても美味しい!。
こんな雨の日に飲むと、より一層思索を誘うようです。

古屋さんが豆の面倒を見ながら、コーヒーの話をぽつぽつとして下さいました。
もし、コーヒーの事がもっと知りたかったら、焙煎してみるともっと分かりますよ、という話が出て来ました。
前にも、別の方から同じ事を言われた事があります。

焙煎かあ〜。

自分では焙煎はしないと決めて、今まで過ごしてきました。
中途半端で終わってしまいそうな気がして、気が引けてたのですが・・・。
もし、それで豆と自分の距離が縮まるんなら、少しだけやってみようかな。

そんな気持ちが初めて湧いて来た、雨の日のトラムでした。

とても美味しかったです。
ご馳走様でした。

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2018’06.03・Sun

喫茶いずみ

いずみに行ったら、カウンターに大坊さんと森光さんの対談本・珈琲屋が飾ってありました。
おお〜〜、これがあの・・・!!。
早速手に取り、ページをめくりました。
もう紙面からコーヒーの香りが漂ってくる気さえします。
48ページあたり(後日修正、30ページの誤りでした)で、「珈琲屋は一時期お客の来ない時期を通過しますよね」というような内容のやり取りが書かれていて、もうそこで胸を鷲掴みにされてしまいました。そこで負けずに耐えて自分の信じた事を貫いていくのには、どれだけ強い気持ちが必要なんでしょうね。珈琲屋の店主を続けている人たちの殆どは、自分の強い気持ちだけでこの山を乗り越えていっているのでしょう。そう思うと、改めて尊敬の気持ちが湧いてきて、胸が熱くなってくるのです。
みんな凄いな!。
そうだ、この胸熱な気持ちでもう一度、大坊さんインスパイアコーヒーを飲もうではないか。

そう思って、カウンターを見たらいきなり売り切れでした(笑)。
豆で買ってく人が多かったんだそうです。
本を読んで胸が熱くなった人が、いっぱいいたのかなあ。


そういう訳で、前回思っていた通り、ブラジルの飲み比べをする事にしました。


一杯目。
ブラジル・ティピカ・アマレーロ。
2018年06月03日、喫茶いずみ、ブラジル・ティピカ・アマレーロ


ティピカ種の豆がブラジルの風土に合わなかったらしくて、もう栽培をやめてしまうんだそうです。ですので、ブラジル産のティピカは、あるのが無くなったらもうお終いらしいです。

第一印象で、綺麗なコーヒーだと思いました。
酸味で入って、薄い苦味の幕の上に甘味が丸く乗る感じです。
コクはそれ程感じず、代わりに綺麗さを感じます。
味わいの全体感は、ころんとした印象。
可視化したら、ちょうどこのガラスの玉を琥珀色にした感じになるんじゃないかと思いました。
華奢で可愛らしい印象の味わいでした。
コーヒーの感想で「可愛らしい」という形容を使う日が来るとは思わなかったなあ。



二杯目、ブラジル・ブルボン。
2018年06月03日、喫茶いずみ、ブラジル・ブルボン


第一印象は、素朴なコーヒーだと思いました。
甘みとコクで入ってきます。ほのぼのとした、味わいです。
味わいは広く低い方へ広がる感じで、やや重心は下目よりでした。
焙煎の加減ももちろんあるのでしょうが、酸はあまり見えませんでした。
私が普段持っている、ブラジルの印象はこんな感じです。ほっとする味わい。
なるほど、飲み比べてみると違いがはっきり感じ取れて面白いです。



珈琲屋を片手にデミタスを楽しんでいたら、隣の席に良く顔を合わせる常連さんが着席しました。
充実の笑顔でバックから取り出したのは珈琲屋!!。
あーーもう!、しばらく皆んな珈琲屋フィーバーですね(笑)。
しかも、その常連Nさんは本屋のイベントにも行って来たそうで、もう、イベントの語りが熱いこと!熱いこと!。
超すごいライブから帰ってきたけど、まだまだ熱気が冷めやらないような、そんな風でした。
Nさんから、コーヒーの良い空気を沢山いただいて、とても楽しいコーヒー日和でした。
ありがとうございました!。

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