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2019’01.27・Sun

かうひい堂 〜姿の違うアルディム〜

1月のかうひい堂に行って来ました。
仕事の後に行ったので、着いたのは遅い時間でした。
ケーキはもう無くなっていて、唯一残っていた「ちごもち」というお餅を食べました。
メニューを眺めるとコーヒーがいろいろあるのだけど、やはりついついイエメンを頼んでしまいます。


一杯目、イエメン・アルディム
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これまで飲んだのとは違う、柔らかい味わい。
一口目で酸がサッと来た後、甘味と旨味に取って代わりました。
とても穏やかな味わいでした。
今までの「オーボエの酸」も捨てがたいけど、この穏やかな味わいもまた美味しいです。
どっちが良いとは・・・うーん!、選びがたい!。
内田さんが、焙煎機が変わったとお話しされていました。
酸の佇まいに、それが現れているのかな。


二杯目、イエメン・ムニールモカオールド
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一口目でオールドの香りがサッと現れたあと、コクと旨味が現れます。
しっかりした味わいで、香りを厚く感じました。
アルディムより、どっしりとした感じがします。
イエメンはどこか味わいに思慮深さがあって、そこが大変気に入っています。


先日訪れた盛岡で、抽出時の粉の表面に春の畑を思った話をし、そのまま抽出の話になりました。
お湯の一滴一垂らしの、なんと難しい事なのか。
マキさんの抽出は関さんとはまたやり方が違うのだけれど、やはり香りと味わいをお湯に掴んでいて、すごいなあと思うのでした。
達人はすごい!!。


この日は、自分が最後の客になってしまった。
帰り際、なんと看板猫のちろ子ちゃんに触れる事ができました!。
ちろ子ちゃんは怖がりな猫さんなので、今まで中々近寄らせてもらえなかったのですが・・・。
この日は初めて手の匂いを嗅いでもらえました。
猫にくんくんされるときの感触は、いつ嗅がれても良いものだなあ。


とても美味しくて楽しい時間を過ごしました。
ありがとうございました!、美味しかったです。

(2019年3月5日、記)

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2019’01.22・Tue

珈琲旅・盛岡9 〜響〜

またまた更新に大変間が空いてしまった。
1月22日の日記ですが、この文章はなんと3月5日に書いている。
忙しくてブログを先送りにしている内に、どんどこ日々が過ぎて行ってしまった。
随分日が経ってしまったのですが、お店を出てすぐに書きつけているメモがあるので、何とかこうして文章が書けています。
不思議なことに味の思い出は、それが自分で書きつけたメモであれば、それを見れば時間が経ってもかなり鮮明に蘇って来るもののようで、この話を夫にしたら夫もそうだと言ってました。
不思議だなあと思います。


さて、珈琲とうつわのわたなべさんを出た後は、盛岡のUさんの車に乗せてもらって、「コーヒーの店 響」へ向かいました。
ここで異変が・・・。
めまいがしてグラグラ。
あらら、おかしいな。
自動車酔いではない感じです。
これが噂に聞くカフェイン酔い?。
短時間の間に、少しコーヒーを飲み過ぎました。
しかし、これは困った。これから響に行くのになあ。


カフェイン酔いが治らない内に、響についてしまった。
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この調子だと、きっと一口二口くらいしか飲めない。
熱田さんのコーヒーはどうしても飲んで帰りたい。
けど、絶対残しちゃう。
ああ、やんぬるかな!。
店主の熱田さんに事情を正直にお話して、コーヒーを飲ませていだたくことにしました。


この日はケニアをいただきました。
鮮やか!。
鮮やかな緑と赤のイメージ。
一雨来て晴れた後の、生き生きした赤い果実を思い浮かべます。
後味が長く、いつまでも舌に残ります。
濃厚で果実の持つ旨味のような、そう、果物ジュースの旨味部分のような、そんな味わいを舌で感じました。
鼻に抜けて来る香りは、コーヒーなんだけども何やら果物な感覚を覚えました。
普段、自分が飲み歩いているコーヒーとは全く別の視点で作られているコーヒー。
こういうケニアは飲んだことなかったなあ!。
いろいろなコーヒーがあるのだなあ。


しっかり一杯飲んで帰りたいと思ってたのですが、カフェインが回りすぎてしまって、もう飲めませんでした。
グラグラした目眩は益々ひどくなるばかり。
もう降参です。
熱田さんに沢山お詫びして、コーヒーを残してしまいました。
本当に申し訳なかった。
お詫びとお礼を沢山述べて、響を後にしました。


盛岡駅でUさんと別れて、新幹線に乗りました。
次第に暮れゆく空を眺めながら新幹線はひた走り、到着した東京の空気は盛岡よりも柔らかかった。
キンとすることのない空気に触れて、ああ関東に戻って来たのだと思いました。


盛岡では、たくさんの人たちに優しくしていただけました。
皆さん、本当にありがとうございました。
2019年の盛岡旅は、こうして幕を閉じたのでした。
(2019年3月5日、記)


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2019’01.22・Tue

珈琲旅・盛岡8 〜珈琲とうつわ わたなべ〜

機屋を出たら、歩いて次のお店へ向かいました。
「珈琲とうつわ わたなべ」
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昨日、機屋の前でばったり出会ったわたなべさんのお店。
機屋からは本当に歩いてヒョイと着いてしまう距離にありました。
それにしても、こんな歩いて行ける範囲内にネルドリップのお店がひしめいているなんて、盛岡はすごいなあ。


外は寒かったけど、お店の中はポカポカしていました。
ここではケニアをいただきました。
しっかり深煎りで、香りとコクがブワワンと入って来ます。
味にしっかり厚みがあり、飲みごたえがありました。
このお店では手作りの焼き物のうつわにコーヒーが入ってくるのですが、この飲みごたえのあるしっかりした珈琲が、やや厚みのある手作りのうつわと良く合っていて、なにやらホンワリとした穏やかな気持ちにさせるのでした。


私は今朝の抽出で「豆を待つ」という事で興奮していたので、その興奮をわたなべさんに一生懸命話していたら、わたなべさんはニコニコと聞いてくださった上で
「待ってくれない豆もあるんだよー」
という話をしてくれて、私は心中で「キエーーッ」となっていたのでした。
ああ、もう一回抽出がしたいなあ。


そこへ、一昨年の東北爆走旅でもお世話になった、盛岡のUさんがやって来ました。
Uさんはとてもお元気そう!。
再会を喜んだら、早速移動することにしました。


お店の外へ出たら、入る時には無かった猫さまの足跡を発見。
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きっとこのお店は猫神さまに守られているに違いない。
とても美味しかったです。ご馳走様でした!。

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2019’01.22・Tue

珈琲旅・盛岡7 〜白龍、機屋〜

機屋の居間を借りて、一泊させてもらいました。
お布団はポカポカと暖かく、ぐっすりと寝られました。
ムクリと起きたら、夫がそそくさとカウンターへ向かいます。
「抽出しよう!」
朝の機屋のカウンターで、自主練を再開しました。


昨日の感じを思い浮かべて、お湯を垂らしました。
私は、すこし「待つ」のをやってみました。
そうすると果たして、なんと、豆は待ってくれたのです。
そうして淹れたデミタスは、酸が柔らかくなっていました。
しかし、旨味の部分が固いなあ。
そこへ関さんが起きてきたので、飲んでもらいました。
「美味しい」と言ってもらえました。
「関さん、それ、半分は優しさでしょう!」と言ったら、関さんはニヤリと笑いました。
そうか、豆は待ってくれるんだと思い、そこに新鮮な驚きを感じました。
後に伺う「わたなべ」さんで「待ってくれない豆もある」と聞いて「ひょー」となるのですが、それは別の話として、過抽出にならずに豆にしっかりお湯を含ませるには、という部分を強く意識することとなりました。
もっと「自分がこうしたい」という気持ちから離れて、豆がどうなりたいかに心を砕いたら、豆が何かを促してくれることがあるのかもしれない。
何か、そのような事を思いました。






「よし、朝ごはん行くぞー」の一声で、ご飯を食べに出かけました。
朝の盛岡を、関さんと夫と私の三人で歩いていきます。
盛岡は空が広いなあ。


昨日も行った櫻山神社の近くの「白龍」というお店に行きました。
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白龍と書いて、ぱいろん。
関さんの大好物、じゃじゃ麺のお店です。
かなりガッツリな麺なので、小盛りをお願いしました。
柔らか麺に肉味噌と生姜がよく絡みます。
ほんの一、二滴ラー油を垂らすと、また味に奥行きが出て複雑になります。
おお、これはいける!。美味しい〜。


麺を食べ終わったら、卵とお湯を足してチータンタンというスープを作ってもらえます。
こちらも良いお味です。体が温まる〜。
ふと、正面を見やると、関さんが当にチータンタンを飲まんとしている所でした。
安らぎと充足で満ちた表情の関さんが、背中に朝日を受けてチータンタンを啜ろうとしている。
こっ、こんな安らぎに満ちた関さんは初めて!!。
背中の朝日が後光のよう。
思わず手を合わせたくなってしまう。
ああ、あの表情が写真に残せたらどんなに良かったろう。


大満足で白龍を出て、歩いて機屋に戻りました。
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機屋に戻ったら、今度は関さんは店主モード、我々はお客さんモードに切り替えです。
夫が、お客として機屋のカウンターに座るのは数年ぶりだと喜んでいました。
この日の機屋。
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関さんが昨日の流れでコーヒーを選んでくださるというので、お願いしました。
一杯目、モカハラーボールドグレイン
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薄い酸が何層にも重なっていて、旨味と甘味が呼応するように酸味の反対側で層になっている。それらが柔らかなグラデーションで溶け合っている印象でした。
一枚の絵画を観る思いがしました。
酸味の部分は薄い雲の重なりの様で、甘味と旨味の部分は日が陰る頃の西の山陰のよう。
風景全体が薄い桜色から紅色の色調の、東山魁夷みたいな色使いのように思われました。
しかし、「昨日からの流れ」かあ。
流れ、流れ・・・うーんうーん、流れが見えない。恥ずかしい。



二杯目、カルモシモサカ92
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ピンとした酸味と、盛り上がる旨味。
オールドの酸の美味しさの醍醐味を堪能しました。
ランブルで飲んだブラジル・バイーア73を思い出します。
あのオールドの佇まいに、まさか盛岡で出会えるなんて。
ランブルの懐かしい思い出と、盛岡の新しい思い出が交錯します。
盛り上がる旨味の中に、軽やかさを感じます。
その軽やかさの中に、ブラジルを感じます。
最後の方に盛り上がる旨味の追い上げには唸りました。



三杯目、ブラジルセラード97
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やはりオールドの酸味がスッと入っているのですが、それを支える苦味の層が前2つよりしっかりして感じました。
味の余韻が穏やかに残ります。
関さんが淹れるから、やはり柔らかな夢のような佇まいなのだけど、儚い夢なのか色のある夢なのか、そういう違いでもって一番色のある一杯のように思えました。
関さんが、昨日の流れからこの3つを選んだんだよ、セラードはハラーとカルモシモサカの間をいく感じなんだよ、と言っていて・・・
恥ずかしながら種明かしをされて、私はやっと「ああ!」と思ったのでした。
会話の最中、関さんは何度か、いつの間にかという程でお題を出して来ます。
夫は流石で「これはお題だ!」とピンと来て、私よりしっかり受け止めるようでした。
(そして大抵は「まだまだだなあ、タクフミィ!」となって、「ウキィ〜、クヤシィー!」というショートコントというか様式美が現れるのですが・・・)
関さん夫もすごいなあと思いました。


次に関さんがワハナロングベリーを作ってくれました。
夫はこれにも舌鼓を打っていましたが、私はこの時点でコーヒー量がかなり多くなっていたので一口だけにして自粛しました。
折角の機会なのに勿体なかったのですが、こればかりはどうにもこうにも。
さらにお恥ずかしいことには、前3杯の味を記憶しておくのに必死で、味の記録も留めておけなかったのです。
重ねて勿体ない事をしました。


最後に遊びでブラインドコーヒーをすることにしました。
謎のコーヒーがスス〜〜っと出て来ます。
ニヤニヤしている関さん。
むむー!、よし、全力だー。
オールドの香りはしますが、今回機屋で飲んだことのない味がします。
少し果物みたいなイメージというか・・・。
「赤」が思い浮かびます。
えーえー、なんだろう、全然分かんない。
「飲んだことない」という自分の直感を信じて、パナマとシモサカは除外します。
残りの瓶は3本。
「赤」のイメージを頼りに、グァテマラを選びました。
グァテマラを飲むとき「赤」が浮かぶことが多かったからという理由だったのですが、答えはハワイコナ95でした。
全然違ったーーー。


関さんがニヤニヤと、「お前さんたち、もっと探らないとダメだよ〜」と言って、瓶の焙煎日シールを見せたのでした。
わー、全然分からなかったなあ。
関さんが、ハワイは梅干しっぽく出したいと言ってて、すんなり納得しました。
確かに梅干しっぽい酸だったかも。
そうか、感じた赤は梅干しの赤だったんだなあ。


コーヒーを飲んでいる間、関さんがいろんなものを伝えようとしてくれてるのを肌で感じました。
全力で受け取ろうとしましたが、渡されたものが大き過ぎて解読できない自分を痛感します。
受け取り損ねたものがたくさんあるのではないかしら。
消化するのにも時間がかかりそう。
これからも、自分の器にも磨きをかけていこう。
渡してくれた人の心をしっかりと受け止められるように。


荷物をまとめて、機屋を後にしました。
たくさんの素晴らしいものをいただきました。
私ももっともっと、たくさん勉強していこう。
関さん、機屋の皆さん、本当に本当にありがとうございました。


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機屋、またいつか!。



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2019’01.21・Mon

珈琲旅・盛岡6 〜プチ自主練大会 in 機屋〜

機屋へ戻ったら、少し時間がありました。
夫が、コーヒー入れさせてもらおう!と行って、カウンターへ行きました。


まずは関さんと夫で入れ比べ。
やっぱり関さんがすごい。
コーヒーから琥珀の夢が見える。
ぐぬー!と唸る夫。
「よぉーし、次行くぞ〜」
との声に、私もうずうずしてしまって参戦させてもらいました。


2000年 パナマ
自分の抽出。
酸がピシ〜と入って来て、旨味甘味は感じられるけど酸に隠れてしまう。
琥珀の夢が全然ない。
関さん曰く、終わりの無いドラマを見てる感じ。
ああ、その感じ分かりますぅ〜と自分で思う。
味に盛り上がりや収束に欠けています。
飲んだらわかっちゃう。コーヒーは正直です。


夫の抽出。
酸が透明にピシーッと入って、透明感と味の厚みがしっかり。
ランブルリスペクトをしっかり感じられるコーヒーでこれは美味しい!と思う。
私のと全然違う。
自分の夫はすごかったのね!と、妻は尊敬の念を強めたのです。
コーヒーってすごいのね。


関さん抽出。
やっぱり3人の中で一番すごい。
酸は非常に柔らかく、旨味と甘味が優しく入って来る。中盤の旨味の盛り上がりが見事。
とにかく美味しい。
夫はすごかったけど、関さんはもっとすごかった。
さすが!。


抽出後の豆の表面を見比べる。
私のはペターンと真っ平らだけども、関さんのは春の畑の様にふわふわとしている。
関さんが言う。
「出したい味が出てないのではない。
 味の要素は全部出てるけど、尖った味が出過ぎてて欲しい味を隠している。
 味の中の何を残して、何を抑えるか。
 抽出したい気持ちを豆に押し付け過ぎているんだ。
 この豆はどういう豆なのか、2000年から寝かせてた豆ってどういう豆なのか。
 この国ってどんな国で、どんな人が携わってたんだろうかんとか・・・
 そういうのをたくさん想像するんだよ。」
と。


関さんの抽出を見て思いましたけど、関さんは豆の「間」を待っている。
豆の方も関さんの「間」を待っている。
私は豆の温度が下がるのが怖くて、とにかく点滴を垂らしてしまっている。
「待つ」という気持ちがなかった事に気づく。
お湯を入れたいという気持ちを押し付け過ぎていました。
そんな事に気付きました。


そういえば、クラリネットを演奏するときは・・・
私はど素人だから大変下手なのだけど、それでも発表会で演奏するときは、この曲はどんな曲で、作曲家はどんな人で、ここはどんな風な気持ちで吹いて、どんな風に仕上げたいのか。そんなことを当たり前に一生懸命考える。楽譜をさらっただけでは満足した演奏にならないというか・・・。
どうして、コーヒーを抽出するときに、同じように考えてこなかったんでしょう。
きっと同じ事なんでしょう。
もっともっと、コーヒー豆に寄り添っていきたい。
そう思いました。


関さんが、「まあ仕方ないよ、俺とタクフミは演者の側、あなたはオーディエンスの側なんだから」と言ってくれました。
ああ、関さんはよく分かってたんだなと思って、私はそれが嬉しかったです。
私は、自分の本分は鑑賞者だと思います。
演者の人々が持つ「熱」が、自分にはないのを日々実感します。
そうではあるけど、コーヒーは好きなので・・・
鑑賞者として、豆に寄り添いたいと願います。
差し出されたものを、受け止めきれる器を育てて行きたい。


楽しい自主練の時間が過ぎて、今度は機屋の新年会の時間になりました。
皆さんが持ち寄ったご馳走の数々。
楽しい夜が更けて行きます。
盛岡の1日目は、こうして終わったのでした。


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2019’01.21・Mon

珈琲旅・盛岡5 〜機屋demi〜

六月の鹿は櫻山神社の参道にあるらしく、目の前に鳥居がありました。
お参りしておみくじを引きます。
神社猫がうろうろしていて可愛かった。真っ黒猫だったなあ。
そのまま城址公園を少し歩いて・・・そのままカワトクへ。


カワトクの2階でお手洗いを借り、お客さん用のソファに腰掛けたらすぅーっと意識がなくなりました。
ハッと気づけば30分くらい経過しています。
目の前は素敵な婦人服売り場。
あらら、こんなところで昼寝してしまったのね。
ムニャムニャしている夫を起こします。
ほんの少しの時間ではありましたが、仮眠が取れたので少し体がスッキリしてました。


その足で、機屋デミへ行きました。
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デミに来るのは初めてでした。やっと来られて嬉しいなあ。
私は今日はコーヒーが結構入っていたので、ここではコーヒー以外をお願いしました。
アイスクリームとココア。
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そういえば、ココアもカフェイン入ってるんでしたね・・・。
でも、ココアを頼んでしまった。
あったかいココアと、冷たいアイスでホッとします。
なんとアイスは手作りらしいです。とても滑らかで美味しい。
居心地のいい、良いお店だと思いました。
スタッフの方々と楽しくお話をして、お店を後にしました。


そこから、でんでん虫という巡回バスに乗って材木町へ。
光原社という、宮沢賢治ゆかりのお店に行きました。
機屋へ戻ったらまたコーヒーを飲むだろうから、ここでもコーヒー以外を注文。
りんごジュースをいただきました。
盛岡の古い時代を少しだけ感じられて良かったです。


そこから歩いて、機屋へ戻りました。
なるほど、こういう位置関係になっていたのですね!。
さっきも思いましたが、こうして歩いて回れる範囲の中で名店がひしめき合ってて、いや、もうすごいな盛岡。
本当に喫茶店の町なんだなあ。
辺りはもうすっかり暗くなっていました。


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2019’01.21・Mon

珈琲旅・盛岡4 〜六月の鹿〜

六月の鹿

クラムボンを出た後、よしみ庵というお蕎麦の名店へ連れて行ってもらいました。
太めで黒いお蕎麦。とても美味しい。
ああ、これこれ。こういうお蕎麦が好きなんです。
美味しくいただいて、再び機屋号で移動しました。






車から降りて、池の端をズンズン歩いてお店に到着しました。
六月の鹿。
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お店に入ると、「歩いて来る三人が窓からバッチリ見えてましたよ」と熊谷さんがニヤリとしたのでした。
超絶センスのある店内。
カウンターの美味しそうなスコーンがさあ食べてくれと言わんばかりに誘惑して来るのですが、朝の福田パン二個が響いていて、お腹に入るところが全くなく断念しました。


イエメンモカマタリを注文。
すぅっとした透明度としっかりした濃度のある液体で、香りがゆるゆると上がって来ます。
中煎りだそうです。
薄い苦味の上で甘さが漂っていました。


夫から一口もらったブラジルがものすごく良かったです。
苦味と甘味のバランスが絶妙でした。
なんの話をしたんでしたか、そうだ今回羅針盤へ行きたかったんだけど月曜火曜お休みだったこと、そこから東京の珈琲店の話へ飛んで、それからまた盛岡のお店の話へ戻って・・・。
あっという間に時間が来て、お暇をしたのでした。


関東の一部で「オシャレ過ぎる!」と話題になっている六月の鹿のショップカードをもらって、お店を後にしました。
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とても良い時間を過ごしました。
関さんは整体へ行くので、一旦お別れ。
もう少し、盛岡の町を散策することにしました。


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2019’01.21・Mon

珈琲旅・盛岡3 〜クラムボン〜

機屋のドアから外へ出たら、人の良さそうなスーパーカブに乗ったお兄さんとばったり出会いました。
関さんと夫が楽しそうに挨拶しています。
きっと知り合いなんでしょう。


それで、4人で出かけることになりました。
機屋号に乗って出発です。
盛岡の町を走る機屋号。
楽しい会話が続きます。
「ところで、こちらのお兄さんはどなたなんだろう?。」
と、思って尋ねたら、明日伺う予定の「珈琲とうつわ わたなべ」の、わたなべさんだったのでした。
驚く私。
「あれ、妻知らなかったけ」という夫。
それはそうよ、だって初対面だもの〜。


クラムボンにはすぐに到着したのでした。
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クラムボンは盛岡に昔からある喫茶店なんだそうです。
あったかい店内にほっとします。
エチオピアモカ ハラール をデミタスでお願いしました。


濃度感がある少し粘度を感じる液体で、苦味がしっかりと感じられました。
エチオピアハラールという部分より、深煎りという印象の方が勝つ印象でした。
なんだか落ち着きます。
店内に水彩の動物絵ハガキが飾られていていました。
「クラムボンはぷかぷか笑ったよ」の話をしつつ、主に昨年を振り返る話をしていました。


移動距離からして、機屋からクラムボンはそんなに遠くないと思うのですが、そんな距離関係の中でこんな風に喫茶店があるだなんてすごいなあ。
盛岡の喫茶店の充実ぶりが、船橋市民の私には羨ましいのでした。


盛岡散策は、まだまだ続きます。


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2019’01.21・Mon

珈琲旅・盛岡2 〜福田パンと機屋勉強会〜

深夜バスに揺られて盛岡へ着きました。
未明の盛岡。
空はまだ真っ暗でした。
駅の待合室で、福田パンの開店時間までゆっくりすることにしました。
待合室はポカポカで、とても居心地が良かったです。
深夜バスで私は少し寝られましたが、夫は全然寝られなかったようで、夫はここで仮眠を取っていました。
待合室には私たちの他にも深夜バスで到着した乗客たちがいて、それぞれがそれぞれの次の時間を待ってウトウトしていました。
静かでまったりとした、まるで時間が止まったかのような、そんな待合室の朝。


7時を過ぎて、いつの間にか空が明るくなっていました。
地図を確認して、出発しました。


福田パンへ向けて歩きます。
今度の盛岡行きでは、なるべく歩きたいと思っていました。
歩くとやっぱり、その町がより自分の中に入って来る感じがします。
雪は積もっていないけど、ところどころ凍っていて滑ります。
関東とは違う、ピンと張りつめた透明な空気。
ああ、東北なんだなと思う。


福田パン。
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やって来た来た、やっと来た。
あこがれのコッペパンの店。
テンション上がって、早速注文します。
私はハンバーグコッペと、あんバターコッペ。
夫はコンビーフコッペと、もう一つ何か頼んでいました。
わくわく待ってたら、なんか想像より一回り大きい袋が「どさり」と渡されました。


すごく大きい・・・
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袋の中には自分の想像より、2倍近く大きいコッペパンがどっさり入っていました。
わーーーーー、こんなに大きいとは思わなかった!。
食べ切れるかと思ったら、意外にお腹が減っていたから食べてしまったのです。
パン生地自体の味が良く、もちもちしていて「にゅ〜〜」と伸びます。
この大きめで「ふわふわもちもちにゅー」な生地が具を羽毛布団のようにしっかりと包み込んでホールド。
「具が溢れるかも」という危惧を持つことなく、安心して食べていけるのです。
福田パンのパンから愛を感じるわ〜〜〜。


大満足な夫
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胃袋がどっしり一杯になって、お店を後にしました。
やあ、美味しかったなあ。
次、盛岡来た時もここに来たいなあ。






お腹がいっぱいになったら、福田パンから機屋へ向けて歩き出しました。
てくてく進んで、機屋に到着。
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ああ、こういう位置関係だったのか。
やっぱり歩くって良いな。
関さんがドアを開けておいてくれたようで、夫が躊躇なく入って行きました。
お店の中に荷物を置かせてもらい、休憩していたら関さんや機屋の皆さんが集まって来ました。
この日は朝の勉強会だったんだそうです。
その勉強会に混ぜてもらいました。


それぞれの焙煎した豆を淹れて飲んで、疑問点を挙げて行きます。
みなさん、とても真剣です。
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夫も抽出させてもらっていました。
ワイワイガヤガヤ、真剣だけど楽しい時間。
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次に奥の焙煎室で、関さんの焙煎の実演があります。
時間がないので、いつもより早い焙煎。
始まりの頃と、終盤の頃の豆の音の違い。
今日は硬い豆だから硬い音がするでしょ。でも、終盤は音が変わるよ・・・とか。
漂って来る香りで、焙煎の進みを捉えてるんだよ・・・とか。
温度は一回上げたら下げてはいけない、というのは以前何処かでも聞いたことあります。
温度を下げないというのは、焙煎でも抽出でも大事な事なんでしょう。



朝の9時半になったら、皆さんが慌ただしく動き始めました。
機屋の本店は今日は定休日だけど、デミは開店する日なのでスタッフは開店準備にいかなくてはならないのです。
うわー!、そんな中で勉強会してたんだ。
敬服の念が胸に沸き起こります。
皆さんを見送り、再び機屋に静けさが戻りました。


「よし、じゃあ出かけるか!」


笑顔の関さんの一声で、盛岡散策が始まりました。
さあ、出かけよう盛岡!。


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2019’01.20・Sun

珈琲旅・盛岡1 〜カクヤコーヒースタンド〜

今日は盛岡へ旅立つ日。
始まりの町は西船橋でした。


カクヤコーヒースタンド。
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今夜乗る深夜バスは東京の数寄屋橋を22時40分に出発します。
時間に余裕が持てているので、久しぶりにカクヤさんのところへ寄って行くことにしました。


一杯目に、カクヤさんが「深煎りの何か」を出してくれました。
ほんのり甘く、苦味はうっすら。
からりとしていて、ほわっと丸い味わい。
良いコーヒーだなあ。


二杯目、グアテマラ アンティグア ピーベリー浅煎り。
かくやさんのお話だとイケイケに浅いとの事でしたが、酸はとても丸くて「わー酸っぱい!」という感じは全然しませんでした。
からりとしているけど、とても丸い。やはりホンワーとした印象。
味わいの厚みが増して飲みごたえが増している印象でした。
前に飲んだのは2年位前だったかもしれないけど、グンと美味しくなっているなあと思いました。


その後、立ち食い蕎麦で軽く食べて・・・


数寄屋橋のバス乗り場へ行きました。
いつもはここで関さん達を見送るのですが、今回は自分たちが乗り込む番。
バスが出発して、程なく車内が暗くなり・・・
エンジン音が低く唸る中、眠りにつきました。
起きたら盛岡かなあ。


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